ホテルのお仕事

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ホテルマンが考える初めての予約【タイミング編】

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こんにちは、アルバトです。夜勤がだいぶキツくなってきたホテルマンです。今回もよく聞かれることを書いていこうと思います。


いつから予約するとお得ですか?

 

結論は閑散期や先の予約であればお得な可能性が高いが、正直わかりません。なぜわからないとなってしまうか、わかりやすく3つの段階を私の体験を元に記事にします。

 

●第一段階【予約開始する日】

まずは部屋の販売をする前に去年の状態を見ます。去年の状態を見ると、だいたいの予測がたちます。よほど大きなイベントなどが無ければ、料金設定は少し安めにして、様子を見ます。先の予約であればあるほど潜在的に泊まりたいと考えているお客様がいらっしゃるのではないかと考え、少しでも予約してもらうためです。

 

●第二段階【予約開始から当日近辺まで】

第一段階から日にちは経ち、だいぶ予約が入ってきました。ここから部屋の値段は少しずつ高くしていきます。基本的に売る部屋がだんだんなくなると値段が高くなります。理由はホテルは売れる部屋数が決まっているからです。例えば、100室あるなら100室より売ることはできません。さらに本来なら100室を全部高い値段で売りたいのですが、それは厳しいので、割引からスタートし徐々に値段を上げます。

 

●第三段階【当日近辺】

当日近辺になるとホテルによって価格はけっこう差があります。なぜかというとそのホテルが空室をどう考えているかで変わるからです。残っている部屋を安売りするところもあれば、変わらないところ、当日が一番高いなど様々です。いずれにせよ第一段階の割引販売と第二段階の値段を上げての販売で、去年並もしくはそれ以上売上が確保できるかがほぼ決まります。

 

第一段階が安く、第二段階で徐々に値段を上げ、第三段階はそれぞれと説明しました。基本的には第一段階がお得で安いとなっていますが、これは理想です。第ニ段階にやる徐々に料金を上げるところまでいかないことや第二段階中でキャンセルが発生したりと状況はもっと複雑です。徐々に値段を上げるだけでなく、下げる可能性もあります。以上結果はわからないということですが、大きなイベントがある日は避け、閑散月や閑散日が安くお得に泊まることができます。最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。